2015年01月29日
村田さんと和食のおいしさを語りながら給食を楽しむ児童=28日、柏市立柏の葉小学校
米飯給食の推進に向け、東京都内のミシュラン一つ星料理店「鈴なり」の村田明彦店主(40)が28日、柏市立柏の葉小学校(比嘉康雄校長、児童422人)を訪れ、食育の授業を行った。児童らは村田さんが献立を考えた給食などを通じ、和食のおいしさやご飯食の大切さを学んだ。
村田さんは保護者向けの「だしの取り方講座」や、6年生を対象に和食の良さを語る授業を実施。給食の時間には「ご飯に合う和食」をテーマに栄養教諭と考案した「サワラのごまみそ煮」や「彩りきんぴら」「カブのすり流し豆腐団子汁」「豆乳すりりんごゼリー」を振る舞った。
4年生の内田瑞希君(10)は「和の風味が感じられておいしい」と、ひと味違う給食を楽しんでいた。村田さんは「野菜嫌いの子どもも多いので心配だったが、おいしそうに食べてくれて安心した。これを機に家庭でも和食を味わってほしい」と話した。
農林水産省の産地連携ごはん給食推進事業の一環。同小学校は推進校として選定されている。