平三小が15年度末閉校 児童11人、鶴舞小に統合 市原

 市原市は、児童・生徒の減少で小規模化が進む学校の適正化を図るため、同市平蔵の市立平三小学校(福山文夫校長、児童11人)を2015年度末に閉校し、同じ南総地区で同市鶴舞の市立鶴舞小学校(潤間和子校長、児童100人)の学区と統合すると発表した。

 市は07年7月、学校の在り方について、児童・生徒の社会性育成には仲間と触れ合える適切な学校規模が必要-との見解を明示。この考えに基づき、13年4月には加茂地区で、小規模化する4小学校の閉校に伴う市内初の小中一貫校「加茂学園」が誕生した。

 平三小は1873年創立で、ピーク時には児童229人が在籍。しかし、近年は複数の学年を一つの学級にする複式学級が続き、南総地区で学校規模適正化の協議が進められていた。市は「今後、通学手段の確保などを進め、地域住民の安心確保に努める」とした。