アメフットの楽しさ紹介 シーガルズが児童と交流 成田・神宮寺小

 習志野市に拠点を置くアメリカンフットボールの社会人強豪チーム「オービックシーガルズ」の選手が成田市立神宮寺小学校を訪れ、アメフットの基礎プレーや体を動かす楽しさを児童と交流しながら紹介した=写真。

 県教委が県内のトップレベルのスポーツ団体と連携して本年度から始めた講師派遣事業の一環。シーガルズが選手とコーチ計8人を“先生”として派遣し、同校の5、6年生の児童約80人が参加した。

 体育館が会場で、選手らは「ニックネームで呼んで」と気さくに自己紹介して開始。タックルの代わりに腰に差したタオルを取り、体の接触を伴わずにアメフットの基本動作を体験できる「フラッグフットボール」を通じて指導を行った。

 児童が慣れてくると、楕円(だえん)形のボールを持ってパスやタッチダウンを狙ったり、役割分担をする攻守の戦略を班対抗のミニゲーム形式で伝授。選手らも一緒に走り回った。

 先生役を務めた渡辺雄一選手兼コーチ(41)は「アメフットは競技柄、チームワークで協力し合う。スポーツを楽しみ、仲間とコミュニケーションも深めてもらえたら」。ケビン・ジャクソン選手(33)も「子どもたちが楽しそうでよかった。ぼくらの試合もたくさん見てほしい」と期待した。

 参加した5年生の福留航君(11)は「選手たちは優しくて面白いし、格好いい。やり方も分かりやすく教えてもらって楽しくできた。絆も深まり、いい思い出になった」と笑顔だった。