5年生が田植えに挑戦 地域住民と協力 茂原・鶴枝小

地域住民の指導を受け、田植えに挑戦する子どもたち=30日、茂原市

 茂原市上永吉の市立鶴枝小学校(小幡亮二校長、児童219人)の5年生45人が30日、学校近くの水田で田植えを行った。

 同校では、16年前から地元の牧野昭さん(81)ら地域住民の協力で稲作の体験学習を行っている。ほとんどの児童が田植えを行うのは初めてだといい、泥だらけになりながらも「元気に育って」と願いを込めて、コシヒカリの苗を丁寧に植えていた。

 9月には稲刈りを行う予定で、約180キロの米が収穫できるという。地元の人たちを学校に招き試食会を開くとともに、福祉施設にも米を贈る。

 佐伯桃子さん(10)は「田植えをするのは初めて。おにぎりにして早く食べてみたいです」と話していた。