茂原樟陽高生栽培のカーネーション人気 母の日前に販売会

色とりどりのカーネーションが販売され、来場者の人気を集めていた=8日、茂原市

 10日の「母の日」を前に、茂原市上林の県立茂原樟陽高校(齊藤郁夫校長、生徒711人)は8日、生徒が育てたカーネーションの販売会を開いた。

 生産技術科の2、3年生19人が、昨年9月から学校内の温室で約500鉢を栽培。販売会は7回目で、毎年地域住民の人気を集めている。今年のカーネーションはゴールデンウイーク中が好天だったこともあり、ちょうど見頃を迎えているという。

 販売会では一般向けに120鉢を用意したが、1鉢500円と割安で販売開始後すぐに完売した。茂原市の大和久美穂さん(41)は「安くていろんな種類を売っているので毎年来ています。花は義理の母にプレゼントします」。2年生の鈴木華菜子さん(17)は「自分たちが育てた花を地域の人が買ってくれてうれしい。大事に育ててほしいです」と話していた。