木材使い火おこしに挑戦 古代の生活を学習 長南小

火おこしに挑戦する子どもたち=22日、長南町

 長南町の町立長南小学校(酒井政則校長、児童78人)で22日、町内で出土した文化財などについて学習する特別授業が開かれた。

 授業は地域への愛着心を持ってもらおうと、県の出土文化財活用事業「土器ッと古代宅配便」の一環として行われた。県教育庁文化財課の職員が講師を務め6年生11人が参加。教室には長南町と茂原市で見つかった土器、やりや矢尻として使われた石器が展示された。

 「長生地域は弥生時代を代表する土器が見つかっている」と説明を受けた子どもたちは、土器を触ってみたり、重さを確かめていた。木材と麻を使った火おこしにも挑戦。積田悠君(11)は「今は簡単に火を付けることができるけど、昔の人は大変だったと思った」と話していた。