2015年06月26日
最後までボールから目を離さないと指導され、「当たったー」と喜ぶ児童ら=船橋市立塚田小学校
野球の楽しさを伝えるため、元プロ野球選手で千葉ロッテマリーンズの「マリーンズ・ベースボール・アカデミー」のコーチ3人らが23日、船橋市立塚田小学校(大槻秀一校長)を訪れ、4年生児童計約150人に野球教室を行い、基本動作「打つ・投げる・捕る」の見本を示しながら教えた。児童らは元プロ選手の打撃に「おおー」「すげー」と歓声を上げながら、動作をまねた。
指導陣は、アカデミーの武藤一邦・ヘッドコーチ、杉山俊介・テクニカルコーチ、昨季まで現役内野手だった塀内久雄・テクニカルコーチら。4年生児童はおよそ50人ずつ3時限に分かれて参加した。
野球に触れたことのない子どもでも楽しめるよう、硬いスポンジ製の「ティーボール」用ボールを使用。投げる・捕る練習ではソフトボール大を使い、打つ練習では軟式野球ボール大の球をティーに乗せてバットではじき飛ばした。
ボールの扱いに戸惑う児童に、コーチが「打つ時は体をひねり、最後まで目を離さない」「遠くに投げるには斜め上を向く」「捕る時は体の正面で」などと基本動作を丁寧に指導。
普段は体操競技に力を入れる久保汐輝君(9)は「コーチに教えてもらい、特にバッティングの仕方がよく分かった。球技も楽しい」と笑顔を見せた。
武藤ヘッドコーチは「野球だけではなく球技を楽しむきっかけになればいい。学校を訪れることで教員にも指導法を伝えられる」と指導の広がりを強調した。