2015年07月11日
理科の授業で児童をサポートする木更津高校の生徒=木更津市立第二小学校
教員を目指す県立木更津高校(根本哲一校長)の2、3年生20人が、近くの木更津市立木更津第二小学校(鈴木修一校長)で職場体験に臨んだ。実際の教育現場に身を置いた生徒たちは、プロの教員の授業を熱心にメモしていた。
木更津高校によると、同高には教員志望の生徒が多く、毎年、希望者を募り、文化祭の代休を利用して同小で職場体験を行っている。大学の教育実習のように授業を担当する訳ではないが、生徒は1~6年の各学級に入り、授業を見学したり児童の学習の手助けをしたりした。
小学校の教員になりたいという同高3年の菊地咲衣さん(17)は「教えにくいところをどう教えればよいか勉強になる」と語り、中学校の教員志望の2年、豊田健登君(16)は「言葉遣いや接し方を意識して見ている。誰からも信頼される先生になりたい」と意欲を語った。
同高の根本校長は「教員養成系の学部を目指す前段階で教員の日常業務を知ることは、教職への理解を深める上でとても大切」と意義を説明していた。