小学生が図書館員体験 貸し出し、返却受け付けなど 習志野市

カウンターで本の貸し出しを受け付け、利用客に手渡す児童=習志野市立大久保図書館

 習志野市立図書館5館(移動図書館を除く)で、毎年恒例の「夏休み子ども1日図書館員」体験事業が始まり、小学生が本の貸し出し、返却受け付けといった図書館員の仕事を体験している。

 同事業は夏休み中の子どもたちの思い出づくり、図書館を利用するきっかけづくりを目的に2008年から開催。小学4~6年生を対象に参加を募り、各館4日間の日程で7、8月に実施する。

 大久保図書館では先に、小学4年の女子児童2人が「1日図書館員」に任命された。カウンターで端末機器を操作して行う本の貸し出しや返却処理、本を書棚に返架する作業を司書から教わりながら体験。最初は緊張した面持ちだったが、次第に慣れた様子で利用客に笑顔で接していた。

 大久保小の真崎菜緒さん(10)は「貸し出しで(バーコードを)ピッと読み取るのがおもしろかった」と感想。津田沼小の斎藤菜々子さん(9)は「(返架で)本を戻す場所を探すのが難しかったけど、できてよかった」と話した。