2015年08月4日
乳牛に干し草を与える中学生=県立旭農業高
農業高校を知って中学生の進路選択の参考にしてもらおうと、県立旭農業高校(旭市、鈴木智校長)で、学校紹介を兼ねた一日体験入学会が行われ、近隣の中学校から参加した3年生約240人が、乳牛の搾乳など農業高校らしい特色ある体験学習を行った。
県内唯一の農業高校である同校は、畜産と生産技術、食品流通、生活科学の4科。体験学習は各科で学ぶ内容に沿ってトラクターの基本運転やパン製造、植物を使った空間デザインなど12講座が用意され、中学生は興味ある分野を選んで参加した。
牛舎では教員から「体温は38・5度ある」などと牛の生態について説明を受けた後、ホルスタインの乳を手搾り。恐る恐る乳牛に触れたり、与えた干し草を勢いよく食べる様子にびっくりしていた。
動物とふれ合いたくて搾乳に参加した旭市立飯岡中3年の中沢綾介君(14)は「牛が思った以上に温かかった」と話していた。