2015年09月13日
児童は台に乗り、たわわに実った梨を丁寧に収穫。その後、味見し「甘くておいしい」と舌鼓を打った。=いすみ市立古沢小学校
学校がある岬地区で盛んな梨作りを学ぼうと、いすみ市立古沢小学校(田辺厚子校長)の3年生11人が、同校敷地内にある梨畑で収穫作業をした。児童はもいだ梨を早速、味見。甘くみずみずしい食感に舌鼓を打った。
梨の木は地域の農業を知ってもらうため、1992年に植えられた。児童は、地域の生産者と一緒に通年で梨を管理。冬場に枝切りを行い、4月には花粉付け。6月の摘果と梨を丹精込めて育ててきた。
夏休みが明け、久しぶりに梨畑を訪れた児童は「大きくなっている」「いっぱいだ」と大はしゃぎ。生産者からもぎ方を教わり、たわわに実った梨を一つ一つ丁寧に収穫していった。収穫された梨約250個は児童が2個ずつ袋に入れ、全校児童に配った。
3年生の担任、朽方浩美教諭は「地域の良さ、大切さを見付けてもらえれば」と話した。