2015年09月26日
本物のアルミ製投票箱に票を投じる生徒=24日、松戸市立河原塚中学校
松戸市立河原塚中学校(高木宏己校長、生徒526人)で24日、生徒会役員選挙が行われた。同校の選挙は松戸市選挙管理委員会から投票箱を借りて行う本格派。信任投票の結果、会長と6人の総務役員が選ばれた。
主権者教育の一環として6年前からの取り組み。立候補者の演説会の後、生徒たちは投票用紙を受け取って、ついたてのある記載台で信任する候補に丸を記入。アルミ製の本物の投票箱に票を投じていった。
来年の参議院選挙から、選挙権が18歳に引き下げられることもあり、今年は投票用紙を受け取る際、生徒手帳を選挙管理委員に見せて本人確認を行うなど、より本番に近い、緊張感のある選挙になった。選挙は「気付き、考え、実行することを活発にしていこう」と訴えた2年の小山裕己君が会長に信任された。
投票を終えた1年生の高橋翼君(12)は「大人になって選挙に行くかどうか、まだ実感が湧かないけど緊張した」と汗をぬぐう。司会の大役を果たした選挙管理委員の3年生、伊藤葵さん(15)は「選挙は厳しいものなんだな」と感想を述べ、「選挙は国のことを決める大切なことなので、大人になったらちゃんと投票に行こうと思う」と意気込みを語った。