憧れの力士と触れ合い 豪栄道ら相撲体験教室 市原辰巳台東小

憧れの力士との力比べを楽しむ児童=1日、市原市辰巳台東の市立辰巳台東小学校

 お相撲さんと「はっけよい」-。市原市辰巳台東の市立辰巳台東小学校(鎌滝庄司校長、児童413人)で1日、大相撲の大関・豪栄道ら境川部屋の力士6人を招いた相撲体験教室が開かれ、児童がぶつかり稽古に挑むなど力自慢との触れ合いを楽しんだ。

 境川部屋の後援会に所属する同市旭五所の人材派遣兼運送会社「岩崎勝商店」(岩崎勝徳社長)が地元への恩返しとして、同校での相撲体験教室を提案。小学生による相撲が盛んな同市の子どもたちに夢を与えようと、佐田の富士や豊響らも来校した。

 体育館に集合した全校児童は、大きな拍手で6人を歓迎。相撲の基本中の基本とされる「四股」や柔軟性を養う「股割り」が披露されると驚きの声を上げ、ぶつかり稽古では自分の体の何倍もの大きさの力士に果敢に立ち向かい、圧倒的な力に目を輝かせた。

 質問コーナーで力士になったきっかけを訪ねられた豪栄道は「小学1年で相撲を始め、大相撲の世界で力を試したかった」と回答。児童には「好きなことを見つけ、一生懸命やればその道で成功する。みんなも精いっぱい頑張ってほしい」とエールを送った。

 相撲部の部長を務める5年の綱島幸人君(11)は憧れの力士を前に「格好良かった」と大興奮。相撲体験教室前に給食を一緒に食べたことも思い出になったといい、「これからも相撲を続けたい」と目を細めた。