2015年10月24日
小鼓を実際に手に取り、能楽の魅力に触れた子どもたち=23日、四街道市立和良比小学校
四街道市立和良比小学校(矢田部佳澄校長)で23日、能楽体験教室が開かれた。児童が能楽の基本動作「仕舞(しまい)」や小鼓の扱い方などを学び、日本の伝統芸能の魅力に触れた。
県の「伝統芸能・洋楽−ふれあい体験事業」の一環で開催。事業の委託を受けた県能楽連盟が本年度に県内6小学校で体験事業を開いている。
最初の実施校となった和良比小には、県能楽連盟のメンバー16人が訪問。小学5年生131人に能楽の魅力を伝えた。子どもたちは厳かに上演された「謡(うたい)」と「仕舞」を鑑賞した後、小グループに分かれて体験教室に参加。能楽で使う能面を手にしたり、小鼓を響かせたりして伝統芸能の奥深さに触れた。
参加した大川晃弘君(10)は「能楽の面白さを体験できてよかった。伝統がこれからもずっと続いてほしい」と感想。小鼓に挑戦した木下漣君(11)は「最初は音を出すのが難しかったが、コツを教えてもらいうまくできるようになった」と笑顔を見せていた。