正しいネット利用法学ぶ 親子で実践的に 大原小

県総合教育センター職員を講師に開かれた情報モラル教室=いすみ市の市立大原小体育館

 インターネットを正しく安全に使おうと、いすみ市立大原小学校(渡辺宗七校長、児童398人)で、情報モラル教室「親子で学ぼう!スマートフォン、インターネットの使い方、関わり方」が開かれた。児童や保護者ら約500人が参加し、情報端末を使って実践的に理解を深めた。

 情報化社会でのトラブル防止を目的に同校学校評議員が企画。県総合教育センター職員が講師を務めた。

 同校によると、全校の26%の児童が携帯電話やスマートフォンを持っており、3年生以上が30%を超えている。保護者からはネット上のいじめや事件、ネット依存などに対する不安の声があるといい、職員がネット用語の説明から子どもに人気があるアプリの功罪、フィルタリングの必要性などを実例を交えて説明した。

 1~6年生の混合グループに分かれたクイズ大会も行われ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などでの安全な利用法を楽しく学んだ。グループごとに「知らない人からのメールに気を付ける」「怪しいサイトに入らない」といった約束事を発表した。

 渡辺校長は「発展する情報化社会に対応していくため負の部分について学び、児童がトラブルに巻き込まれないようにしたい」と述べた。