2015年11月20日
元プロバスケ選手の佐藤博紀さん(右)が児童とバスケを楽しみ、豪快なダンクシュートを披露した=19日、栄町立安食台小体育館
ことし4月に栄町立3小学校が統合して再スタートを切った町立安食台小学校(同町安食台、並木進校長)で19日、プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」のアンバサダーを務める佐藤博紀さん(33)が「夢をはぐくむ」を演題に記念講演した。元プロバスケ選手の佐藤さんは児童と試合形式でバスケを楽しみ、豪快なダンクシュートを披露。「自分に勝つ、限界をつくらない、人と比べないことが大切」と呼び掛けた。
同小は酒直、北辺田、安食台の3小学校が統合して誕生。今回の講演は、統合を機に「夢に挑戦する生きる力」を身に付けてもらおうと企画された。
講師の佐藤さんは四街道市出身で、千葉ジェッツの創設から4年間主将として活躍。現役引退後、ことし7月からは球団アンバサダーとしてPR活動やバスケの普及に取り組んでいる。
佐藤さんは講演に先立ち、5、6年生の児童と4分間の交流試合を展開。ダンクシュートやロングシュートが決まるたびに、会場からは大歓声と拍手が湧き起こった。
講演では約250人の児童を前に、10年間のプロ選手生活を振り返りつつ「バスケを通じていろいろな人と出会った。周囲の人の助けがあってこそできた」と力を込め、あきらめずに夢を追いかけることの重要さを訴えた。