2015年11月21日
タマネギの苗を植える南白亀小の児童=19日、白子町
白子町牛込の町立南白亀小学校(加藤和敦校長)の児童が19日、学校近くの畑でタマネギの苗の植え付け作業に挑戦した。タマネギは白子町の特産品で、子どもたちは「甘くて大きく育って」と願いながら丁寧に植えていた。
白子産のタマネギは甘くてみずみずしいのが特徴で、毎年5月に開かれる「白子たまねぎ祭り」には町外から多くの観光客が訪れる。同校では故郷の特産品を知ってもらおうと、タマネギの栽培体験を毎年行っている。
今年の栽培体験には3、4年生と特別支援学級の児童47人が参加。タマネギ農家の斉藤博さん(70)から指導を受けた子どもたちは「ソニック」という品種の苗約4700本を植えた。来年5月に収穫する予定で、給食の食材として使うほか1人暮らしの高齢者にプレゼントする。
4年生の長嶋諒真君(10)は「白子のタマネギは甘くておいしいです。育てたタマネギは生でサラダにして食べたいです」と話していた。