2015年11月25日
高校生と一緒にダイコン掘りを楽しむ園児=流山市の県立流山高校
流山市の県立流山高校(千田茂夫校長)で、生徒と園児がダイコン掘りで交流した。幼児の発達の特徴や行動への理解を深めるのが目的という。
南流山幼稚園の年少園児約120人が同校の畑を訪れた。ダイコンは生物活用専攻の生徒らが育てたもので、幼児にも掘りやすい小ぶりなサイズ。200個収穫し、園児らにプレゼントされた。作業後は、生徒と園児がきれいに手を洗い、体育館で一緒に弁当を食べた。
「こんな大きいのが取れた」とアピールする園児たち。生物活用専攻3年の松丸歩美さん(18)は戦隊ヒーローやディズニーアニメを盛り込む巧みな話術で園児のハートをわしづかみ。「ダイコンの引き抜きかたの説明が難しかったけど楽しかった」と話した。食品加工専攻2年の佐々木健君(17)は「園児が掘りやすい大きさで、形も良く栽培は成功」と満足げだった。