学習発表や食事で交流 児童手作り「布施まつり」 御宿・布施小

児童の元気な歌声と演奏が響いた「布施まつり」=御宿町上布施の布施小学校

 御宿町上布施の布施学校組合立布施小学校(前森勤校長、児童53人)で、児童手作りのイベント「布施まつり」が開かれた。保護者や地域住民ら約300人が参加。学習発表や食事、合唱を通じて親交を深めた。

 校内で丹精込めて育てたサツマイモの茶巾絞りとふかし芋、保護者手作りの豚汁で全員が昼食を楽しんだ後、学習発表会に。児童は布施地域の歴史や自然、生息する天然記念物ミヤコタナゴの生態などをクイズや劇で紹介。保護者らは真剣な表情で聴き入った。

 また、高学年が楽器を弾き、低学年が歌う合奏唱も行われ、カーペンターズの「シング」と、アニメのリトル・マーメイドの「アンダー・ザ・シー」を元気よく奏でた。

 まつりは地域の触れ合いの場作りを目的に13回目を迎えた。昨年の参加者は約250人で、年々参加者が増加している。前森校長は「祭りでは地域や家庭の学校への期待をひしひしと感じた。子ども達には布施地区に生まれ育ったことに誇りをもって成長していってほしい」と話した。