2015年12月19日
桜の木の植樹に取り組む小学生ら=我孫子市
来年の花見シーズンに向け、我孫子市立並木小学校(山口祐子校長)の1年生児童や地域住民ら約100人が、同校前の「わんぱく丸」広場に、桜の木14本を植樹した。市が桜を増やそうと手賀沼遊歩道周辺を中心に進めている事業「さくらプロジェクト」の一環。来年4月ごろに見ごろを迎えそうだ。
植樹されたのは市民男性が市に約100本寄贈したうちの一部。児童らは星野順一郎市長やゆるキャラ「手賀沼のうなきちさん」とともに、美しい花が咲くよう祈りを込めながら、スコップを使って若い桜の木の根元に一生懸命土をかけていた。同広場の桜の木は既にあったソメイヨシノを含め30本以上になった。
プロジェクトは本年度スタート。同市の手賀沼公園から沼沿いに伸びる約5キロの遊歩道には既にソメイヨシノなど18種約400本の桜の木があり、花見の名所として知られる。市内各所にさらに桜を増やすことで、街の魅力向上と観光振興につなげる狙いだ。
市はプロジェクトを通じ、桜の木を約3年間で計150本新たに植える方針。来年6月ごろから、市民の寄付を募ることも検討している。