2016年06月10日
高校生と一緒に花の苗を植える中学生=いすみ市の大原高校岬キャンパス
夏休みに予定する職場体験学習で体験後に受け入れ先の事業者に花を贈って感謝の気持ちを示そうと、いすみ市立岬中学校(尾川幸男校長)の2年生約100人が贈るための花、ベゴニアの栽培を始めた。生徒は、同市岬町の県立大原高校岬キャンパスの農場で、同高生徒と一緒にベゴニアの苗を植え付け。優しい指導を受けて、生徒は丁寧に植えていった。
植え付けは、岬中が地元高校との交流活動の一環で行った。大原高生徒が4月中旬にベゴニアの種をまき、草丈1・5~2センチまで育てた。岬中生徒は、大原高生徒の説明通りに直径10・5センチのポットに培養土を入れて指で中央にくぼみを作り、苗を優しく差していった。
土いじりが好きだという中村陸斗さん(13)は「植え替えは初めて。楽しい」と笑顔。中村那々美さん(13)は、「しっかり水やりしてきれいな花を咲かせたい」と張り切っていた。ベゴニアは順調に生育すれば、8~9月に赤や白の花を咲かせるという。