2016年05月11日
本物の選挙道具に囲まれながら模擬投票する生徒=いすみ市の県立大原高校大原キャンパス
今夏の参院選から選挙権年齢が18歳に引き下げられることを受け、いすみ市の県立大原高校大原キャンパス(浅野照久校長)で、選挙出前授業が開かれた。模擬投票も行われ、3年生約100人が1票の価値を学んだ。
生徒の政治や選挙に対する関心を高め、選挙権を正しく行使してもらおうと同校が主催した。市選挙管理委員会が選挙で使う用紙と投票箱や投票用紙交付機、記載台を用意した。
授業で、市選管職員が有権者になる意義や各種選挙、選挙運動などについて説明。若者世代の投票率が低い点に触れ、「選挙は生活に大きく関わる。1票を無駄にせず、積極的に投票してもらいたい」と呼び掛けた。
模擬投票で、生徒は架空の選挙公報を参考に1票を投じていった。大野紗緒里さん(17)は「授業では難しい言葉が多かった。選挙について勉強していきたい」と充実した表情で話した。