2016年09月22日
初めての生け花に挑戦する子どもたち=21日、茂原市
茂原市立二宮小学校(濱田利子校長、児童128人)で21日、6年生が華道に挑戦する特別授業があった。ほとんどの子どもたちが生け花は初めての体験で、真剣な表情で丁寧に作品を仕上げていた。
授業は千葉県が推進する花に親しむ教育活動「花育(はないく)」の一環として行われた。県では、全国有数の出荷額を誇る県内産の花と植木の生産額アップを目指し花植木振興計画を策定。計画には花の魅力を発信するため、学校現場での花育活動の拡大も盛り込まれている。
同校は2020年東京五輪を見据え、子どもたちにおもてなしと花に親しむ心を持ってもらおうと、初めて華道の授業を実施。6年生約30人が参加し、茂原市国際交流協会の湯浅幸子会長が講師を務めた。
子どもたちは金魚草やカーネーションといった色鮮やかな花を、ペットボトルを使った花器に生けていた。完成した生け花は校内に展示後、家族にプレゼントされる予定。加藤紗妃さん(12)と近藤祥子さん(11)は「生け花は初めてだったけど、いろいろ考えながら生けていくうちに楽しくなった。これからもやってみたい」と笑顔で話していた。