2016年09月23日
人形を使って心臓マッサージを体験する防災訓練の参加者=白井市立池の上小学校
白井市立池の上小学校(田代成司校長)で、池の上小学校区「防災リアル訓練2016」が行われ、児童や住民ら約150人が参加した。
小学校区(池の上1・2・3丁目、堀込2・3丁目など)の防災意識の向上、コミュニティー力の形成、将来の救護活動の担い手育成を目的に行われ今年で2回目。まちかど防災「減災塾」の水島重光塾長(68)の全体セミナーに続いて避難所運営ゲームが行われ、避難住民や物資の到着などの想定に子どもと大人がグループを組んで対応した。水島さんは「子どもがリーダーとなっているグループもあり頼もしかった」と話した。
その後、印西地区消防組合白井消防署の署員が講師となり人形を使っての心臓マッサージ、消火訓練などが行われた。昨年も参加した同小4年の安富早希さん(9)は「初めて消火器を持ったが重かった」と感想を述べた。また、参加した児童の半数25人が体育館に泊まり避難生活も体験した。
訓練実行委員長の飛田毅さん(74)は「保護者が不在の時間帯に災害が起きた場合、子どもたちをどのように避難させるかを考えての防災訓練」と強調した。