中高生、息の合った演奏 香取で恒例コンサート 銚子商高と香取・山田中

コンサートは銚子商高と山田中の吹奏楽部員による合同演奏でクライマックスを迎えた=22日、香取市長岡

 千葉県立銚子商業高校(銚子市、林道行校長)と香取市立山田中学校(馬場芳勝校長)の吹奏楽部による音楽コンサートが22日、香取市長岡の山田公民館ホールで開かれた。両校の息の合った演奏や合唱などが披露され、訪れた人たちは豊かな音色に聞き入っていた。

 コンサートは、香取市子ども会育成連合会(藤田雅彦会長)主催。2010年3月に初めて行われ、翌年からは東日本大震災の影響で秋開催に変更した。

 県内を代表する名門バンド、銚子商高は部員54人、地元の山田中は19人がそれぞれ出演。沖縄民謡の他、聞きなじみのあるディズニーや人気アニメの曲をジャズ調などにアレンジして演奏し観客を盛り上げた。また、担当の音楽講師による独唱なども行われた。

 山田中2年でチューバ担当の平野碧紫君(13)は「高校生との共演を次の演奏会に生かしたい」。銚子商高3年でクラリネット担当の兎沢理央さん(18)は「地域の人が楽しんでもらえたら」と話した。