2016年10月1日
ポーズを決めてダンスの最後を締める児童=29日、流山市の南流山小学校
児童生徒の安全第一を理由に本年度から全ての市立小中学校で組み体操を中止した流山市で、市立南流山小学校(濱崎祐子校長)の6年生が組み体操に替わる新しいダンス「ながれやまうた」を創作した。郷土の誇りや名所を盛り込んだ歌詞も児童が考案。1日の運動会で披露する。
-風がそよぐ、水面(みなも)光る、森が香る流山-
歌詞は6年生125人から流山の風景や名物、名所などを募ってまとめたもので、利根運河、新撰組、小金牧、白みりん、花火大会、オオタカなどが登場。作曲は6年の学年主任、小野尊士教諭が担当した。6年生全員で歌う。濱崎校長は「地域に児童の成長と郷土への思いを発信したい」と語る。
民謡のようだが曲調はアップテンポ。振り付けも児童らが考え、ヒップホップやよさこいを取り入れた運動会のプログラムらしい激しいダンスを完成させた。踊りの大半を考えた山内美桜さん(12)は「覚えるのは大変なのに、みんな頑張ってくれてうれしい。ポーズの決まるところがかっこいい」とにっこり。
29日もダンスを猛特訓していた。そろいの緑の丈の長い法被を翻して踊り、最後はぴったりと締めのポーズを決めた。ダンスリーダーとしてお手本を示す古幡颯汰君(11)は「組み体操よりこっちの方が楽しい。力強いところを見てほしい」と息を弾ませた。