2016年11月18日
「緑いっぱいの町に」と苗木を植える児童=17日、流山市
開発で減った緑を増やそうと流山市で17日、市立小山小学校(大舘昭彦校長)の4年生109人が公園にサクラやシイ、ツツジなど350本の苗木を植えた。
来年市制50周年を迎える市の記念事業「まちなか森づくりプロジェクト」の一環で、地球温暖化対策に取り組む県トラック協会の植樹活動と共同で行った。同市東初石の十太夫近隣公園では児童が「土を掘るのは楽しい」「砂場遊びみたい」と歓声を上げながら、植えた苗木に水やりした。
東日本大震災の津波で失われた緑を回復するためドングリなどから苗木を育て東北地方や旭市などの被災地で植樹している市民団体「小さな森づくりin流山プロジェクト」も参加。メンバーが育てたサクラやタブ、カシの苗木を植えた。
「みんなに見に来てほしい」と土を盛る西井康介君(10)。同団体代表の秋元五郎さん(68)は「木と一緒に大きくなった子どもたちに、流山の緑を増やす活動をつないでほしい」と児童の植樹を見守った。