気持ちよく紅葉を 大多喜西中生がごみ拾い 養老渓谷

粟又の滝の前で、ごみを拾う生徒=大多喜町粟又

 観光客に気持ちよく養老渓谷の紅葉を楽しんでもらおうと、大多喜町立西中学校(鶴岡利明校長、生徒45人)は美化活動を行った。生徒はごみ袋を手に遊歩道4キロを散策。赤や黄に染まった木々の景観を楽しみながら心地よい汗を流した。

 美化活動は、同校が生徒にボランティア活動を通じて地域の自然環境の素晴らしさを再認識してもらおうと毎年取り組んでいる。

 生徒は6班に分かれて行動。水月寺から小沢又の滝を経由し粟又の滝へ向かうルートで、缶やペットボトル、燃えるごみなどを分別して拾った。生徒たちは散策する機会が少ないといい、雄大な滝を眺めたり、色づく紅葉を見上げては歓声を上げていた。

 ゴールした生徒は「滝を見ながらの休憩は気持ちよかった」「遊歩道が思ったより長くて驚いた」などとうれしそうに話していた。