2017年03月19日
特色ある活動を行った県立校を表彰する本年度の「魅力ある県立学校づくり大賞」の表彰式が県庁で開かれ=写真、まちづくりに取り組み教育長賞に選ばれた一宮商業高校(一宮町)など13校が受賞した。
同賞は、他校の参考になるような独自の取り組みで優れた成果を上げた学校を表彰する制度。県教委が毎年開き9回目。表彰式後に報告会が開かれ、受賞校が取り組みを発表した。
教育長賞の一宮商業高は、都市に対する愛着や誇りを示す「シビックプライド」の向上をテーマに、地元企業と共同で商品開発。生徒が模擬広告会社「一商COLORS」を立ち上げ、地元企業のポスターやウェブページを制作したことなどを紹介した。
県内で唯一の福祉教養科がある松戸向陽高は、「地域に根ざし福祉マインドを育てる」をテーマに、赤ちゃんとのふれあい体験や車いす体験など、学年ごとに異なる福祉教育を施したことが評価され、優秀賞を受賞した。
一宮商業高の田中薫校長は「2020年の東京五輪では地元でサーフィン競技が行われる。高校生がおもてなしをするような取り組みを考えていきたい」と意欲を見せた。
受賞校は次の通り。
【魅力ある県立学校づくり大賞】▽教育長賞一宮商業高(一宮町)▽優秀賞松戸国際高(松戸市)、松戸向陽高(松戸市)、成田西陵高(成田市)、下総高(成田市)、大網高(大網白里市)
【「一校1キラッ!」学校概要部門優秀賞】生浜高(千葉市中央区)、船橋豊富高(船橋市)、野田中央高(野田市)、佐原白楊高(香取市)、君津商業高(富津市)、桜が丘特別支援学校(千葉市若葉区)、夷隅特別支援学校(いすみ市)