豪ホ市と友好の植樹 テレビ電話で児童質問 松戸北部小

 松戸市は12日、同市立北部小学校(梶間美江子校長、児童545人)でブラシの木を植樹した。姉妹都市の豪ホワイトホース市も同日、ケヤキの木を市施設に植え、友好を確かめ合った。

 両市は5月12日をグリーンツリーデー(樹の日)と定め、同じ時間に友好の木を植えている。今年13回目を迎えた。

 同校では、本郷谷健次市長、深山能一市議会議長、6年の大川晴也君、湯浅萌衣さんがスコップで校庭の一角を掘り、丁寧に若木を植え込んだ。

 植樹後は体育館で6年生98人が見守る中、本郷谷市長とホ市の市長代理、ベン・ステネット市議がテレビ電話で会談。「松戸は新緑の季節です」「オーストラリアは秋で、葉の色が変わってきれいです」とあいさつを交わした。児童6人も加わり、「特産物は何ですか」「松戸のいいところはどこですか」と英語で質問し両市の友好を深めた。

 松戸市は1958年、女子中学生が豪大使館に「ユーカリの種をください」と手紙を書いたのをきっかけに、緑化のためユーカリの植樹を開始。71年、旧ボックスヒル市(現ホワイトホース市)と姉妹都市関係を結んだ。