富里市立富里北中学校

所在地
千葉県富里市日吉倉1515-31
交通
京成電鉄成田駅から千葉交通バス日吉台車庫行きで終点下車。バス停前が富里北中学校。
ホームページ
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未来を築くたくましい力

 富里市立富里北中学校は、昭和58年4月に富里市立富里中学校から分離開校しました。山林野を造成してできた日吉台地区と昔からある日吉倉地区からの生徒が通学しており、今年度で32年目を迎えた学校です。最大ピーク時の生徒数は548人(15学級)の生徒が在籍していましたが、現在は少子化に伴って236人(8学級・特別支援学級2)と、過去最小規模になっています。

 保護者・地域の方は教育に対する関心が高く、PTAや自治会の組織がとてもしっかりしており活動も活発です。行事などには大勢の保護者や地域の人々が駆けつけてくれて、協力してくれています。

 「心身ともに健全で未来を築く、たくましい力をもつ生徒の育成」を学校の教育目標として掲げています。具体的な目標を生徒に与え、あいさつができる生徒、掃除ができる生徒、部活動や習い事を頑張る生徒、勉強を頑張る生徒、進路を切り拓こうと努力する生徒を育てることに重点を置いています。

 生徒は全体的に真面目で穏やかに学校生活を送っています。学校行事などに熱心に取り組み、みんなで楽しむ場面と静粛にする場面とにしっかりとけじめをつけることができます。学習に対しても真面目に取り組む生徒が多く、授業中は真剣そのものの雰囲気です。

 生徒数の減少から部活動のメンバー不足に悩む部があるのが課題です。特に集団スポーツは人数がそろわず苦しい状況です。部によっては、1年生がすぐにレギュラーという状況ですが、そのような状況の中で、みんな毎日の練習に意欲的に取り組んでいます。

一小一中、児童と生徒が交流

 富里北中は、日吉台小学校との一小一中の学校です。現在富里市教育委員会からの指定を受けて『富里市ジョイント・スクール構想』のもと、小・中で協力して9年間で子どもたちを育てて行こうと、いろいろな取り組みを行っています。

 6月18日(水)には、日吉台小学校の5、6年生181人を招いて、小中音楽交流会を開催しました。富里北中の吹奏楽部の演奏で始まり、小学生の合唱「Believe」、中学生の斉唱「花は咲く」、小中合同合唱「翼をください」を歌いました。小学生の澄んだ歌声と中学生の大人の歌声を聞き合い、お互いに大きなメリットがありました。

 また、小学校の音楽専科の先生と中学校の音楽科の先生がコラボし、「Let it go」をフルートとピアノでプロ顔負けの演奏がありました。合唱と同時に本格的な美しい演奏を聴くことができて、子ども達もとても満足した様子でした。

 小中連携のメリットは、なんといっても小学校6年生から中学校1年生への接続がスムーズにできることです。今後もできることから一歩ずつ、小・中学校で共通理解を図りながら、いろいろな取り組みを行っていくことにしています。

「風林火山」スローガンに 生徒会長・保坂栞

 私たちの学校は一小一中のため、人数が少なく、最近は2クラスの学年もできています。人数は少なくても、団結力は負けません。 その団結力をより深め、質の良いものにするために、今年度から生徒会活動方針を『風林火山』と改めました。風のように素早く行動、林のように静かに、火のように盛り上がり、山のように不動の意志を持つ。これらを適材適所に実行していくことが、これからの私たちの目標です。

校長の声

 林田 祐一校長 生徒数は決して多い学校ではありませんが、生徒会長の話にもあるように、生徒はみんなで団結し、楽しい学校生活が送れるよう、毎日一生懸命に授業や学校行事、部活動に取り組んでいます。今後も家庭・地域・富里市立日吉台小学校との連携を目指し、地域に愛され、地域に貢献できる学校になれるよう努力していきます。生徒達が昨年度以上に、ますます成長していくことを楽しみにしています。