船橋市立習志野台中学校

所在地
船橋市習志野台6-23-1
交通
新京成電鉄北習志野駅下車、津田沼駅方面(1番線)バスにて5分。「中央通り」バス停下車、徒歩5分。
ホームページ
http://www.city.funabashi.chiba.jp/gakkou/0002/naradai-j/index.html

「立志・自立」を胸に刻んで

 船橋市立習志野台中学校は習志野台団地造成に伴って、昭和42年度に職員12人、生徒19人で開校しました。現在は職員45人、22学級、771人の生徒が学んでいます。保護者の出身地は関東都県を中心に全国に及び、大部分は団地造成に伴って移住してきた人たちです。

 「立志・自立~志を立て、夢に向かって自ら努力する生徒~」が学校の教育目標で、生徒たちは自らを見つめ、将来の大きな夢を持ち、志を立て、夢に向かって自ら努力する人に育って欲しいという願いが込められています。

 「学力向上」「三つの実践(挨拶、掃除、時間のけじめ)」「正義が通る学校」の3つの最重点目標が掲げられ、さらに「教師と生徒、生徒同士などの語り合いを通して、信頼できる人間関係の構築に努める」「自主的な学習習慣と態度の育成に努める」などの10の重点目標が定められ、教育活動が進められています。

 また「学校いじめ防止基本方針」を市内でいち早く策定し、いじめの「早期発見・早期対応」を行い、豊かな中学校生活を送れるよう組織的な生徒指導が行われています。

 部活動も盛んで、さまざまな大会で好成績を上げています。夏の総体で、男子バスケットボール部が関東大会に出場し、2回戦まで進出しました。最近では市中学生冬季卓球大会で女子が団体戦で優勝しました。かつて、女子バスケットチームが全国優勝した輝かしい経歴もあります。

 スポーツ以外でも、市の社会科作品展で市長賞(最優秀賞)、「WE LOVEとんぼ」絵画コンクールで環境大臣賞をとるなど、優秀な成績を上げています。

 今年の修学旅行は長野にでかけました。リンゴの摘果、野菜の収穫、うどん作りなどを実践、夜は民家で一夜を過ごしました。生徒たちは「集団行動を徹底し、地域の人達との交流ができた」「みんな積極的に民家の方の手伝いができた」と、良い思い出ができたようで、お世話になった農家の方と涙の別れをしていた生徒も多く見られました。

 習志野台中学校では毎月、牛島校長の学校報告、予定されている学校行事、各部活動の成績、催しなどが満載された教師手作りの「習台通信」が発行され、学校と保護者、生徒同士のコミュニケーション醸成に一役買っています。

保護者から厚い信頼 

 習志野台中学校では、船橋市教育委員会の指定で「生きる力をはぐくむ指導法の研究」を実践してきました。知識・技能を活用についての単元(題材)の工夫について各教科ごとに3年間に渡って研究を続けてきました。

 例えば、国語科では「一人ひとりの表現力を育てる学習過程の工夫」~古典学習における「知識・技能の活用」を見据えて~、英語科では「表現力を高めるための指導法の工夫」、保健体育科では「生涯スポーツを楽しむための保健体育授業の工夫」などのテーマの下で研究授業などが行われ、その成果がまとめられ報告されました。

 習志野台中学校では毎年度、学校に関する保護者対象アンケートを実施しています。平成25年度のアンケート結果では、「学校は教育目標や目指す生徒像を分かりやすく伝えている」「学校の教育活動は、保護者の期待や願いに沿っている」「教職員は生徒の人権を尊重する姿勢で指導にあたっている」「学校はいじめや暴力のない学校づくりに取り組んでいる」などの項目について、「そう思う」「ほぼそう思う」を合わせると、いずれも全体の約5分の4、もしくはそれを上回る回答を得て、教職員の大きな励みになっています。

 保護者による学校運営への手助けも積極的に行われています。昨夏には親父の会とそのOBが除草作業や池の清掃に汗を流していただきました。

 習志野台中学校は、ホームページが充実しており、学校の様子が詳しくわかるようになっています。「習台通信」のバックナンバーや「学校いじめ防止基本方針」等も掲載されています。検索サイトで簡単に見つけられますので、一度ご覧になったらいかがでしょうか。

スポーツや文化活動の栄誉も数多い

挨拶は一日の第一歩 生徒会長 後藤七海

 習志野台中学校の素晴らしいところは、生徒が学校行事や委員会活動に、積極的に取り組むことができることです。先日行われた「3年生を送る会」では、実行委員が中心になり、1年生は影絵・装飾・合唱の発表、2年生は「絆」をテーマとしたスライド・呼びかけ・合唱の発表を行い、3年生に今までの感謝の気持ちをしっかりと伝えることができました。委員会活動では、毎月1度、各クラスの学級委員と各委員会の委員長が集まり、その時の学校の状態にあった目標を立て、生徒が過ごしやすい環境を作るために、目標に沿った様々な活動を行っています。私たち生徒会本部役員が目指しているのは、挨拶がしっかりできる学校です。挨拶をするだけで、人と人とがつながるきっかけを作ることができ、その日一日を輝かしいものにするための第一歩になると、私たちは考えているのです。生徒の意見に耳を傾けながら、これからの習志野台中学校がより素晴らしい学校になるよう、頑張っていこうと思います。